醸造方法
完熟のぶどうは、届いたそばから房のままプレス機で絞り、酵母や酵素など加えることなく自然に発酵が起きるのを待ちました。
甘い香りを漂わせながら、開放タンクで約 2 週間の発酵。
その後、200Lの樹脂タンクに分けて 2か月弱落ち着かせ、特に味のいいものを厳選して瓶詰めしました。
瓶詰めの際に、山形市「ぶどうと活きる」さんの青デラのワインを 30%ほど加えて酸味のバランスを整えました。
輸送の際の衝撃や温度変化から守るため、瓶詰め直前に10ppmの亜硫酸を添加しています。
ワイン情報
梅雨の長かった 2020年は山形でのデラウェアの生育ものんびり。
収穫は例年より 3週間ほど遅く、その分ぶどうは樹の上にじっくり長く居ることになりました。
数字上の糖や酸は特別高くないものの、落ち着いた複雑なフレーバーをまとう結果になりました。
パインアメやグアバの甘くトロピカルな香りに、すっきりとした酸。
リリース直後は爽やかな味わいを、1年ほど経つと「ワイン」らしい落ち着いた味わいが楽しめます。
アペリティフや、魚介の冷たい前菜と。
お野菜をたっぷり使った鍋料理と。
シンプルにソテーした鶏や豚、牛肉にだってよく合います。
日々の食卓のお供にお楽しみいただけたら嬉しいです。
山形県置賜産デラウェア100%
アルコール度数11%
酸化防止剤(亜硫酸塩)含有
生産本数 2,042本
※フジマル醸造所のワインはすべて、酸化防止剤の添加を最小限にとどめています。
温度変化にさらされますと品質劣化の恐れがございます、低温での管理(16度以下)をお願いいたします。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
東京・江東区の清澄白河にて、2015年8月、2つ目のワイナリーが始動しました。
関東各地の契約農家さんの丹精こめて作られたブドウをお預かりし、一本一本心を込めて醸していきます。
醸造所の2Fにはイタリア料理をベースにしたレストランをご用意しております。
すぐ下の醸造所で造ったワインはもちろん、世界中から選び抜いたワインとご一緒にお楽しみください。
また、お客様にたくさんのワインに出会っていただき、自分の好みのものを探していただけるようワインだけでもご利用いただけるテイスティングルームも同フロアに併設。
アペロタイムなど、思い思いの使い方でお楽しみいただけます。
2013年に誕生した島之内フジマル醸造所のように、このワイナリーもまた、土地とワインと人を繋げ、ワインが日本の日常の風景に溶け込むきっかけとなればと思っています。
(醸造所様資料より)