醸造方法
醸造:
グラップ・アンティエール、ファイバーグラスタンクで20日間マセラシオン。
20日間、1日1回のルモンタージュ。
熟成:
木製樽で12か月熟成、SO2無添加。
ワイン情報
“力強さと滑らかさ”が特徴、南のワインを感じさせる色気がムンムン。
香りのハーブさは南仏のガリックを、また、スパイス感はシラーの亜種であるモンドゥーズを連想させる。
粘土石灰質の土壌でどっしりと大らかな力強さがありながら、果実はどこまでもピュア。
☆銘柄名の由来☆
ルーシー・オブラック(Lucie Aubrac)より。
第二次世界大戦時のフランスにおける対独レジスタンス運動の活動家。
彼女の活動は戦後も語り継がれ、1997年に映画化。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
最旬地域、ビュジェでスパークリングを造らない!
天邪鬼?風雲児?いや革命児!
日々の日常にうんざりしてる若者だった…
大西洋に面し、ボルドーから100Kmほどの距離にある、リゾート地ロワイヤンの近くで生まれたルイ。
若いころはとにかく様々な町、国を飛び回っていた。
これぞと言った物にまだ出会えていなかった彼は、淡々と大学へ行き、研修を終え、産業社に就職、出世、という決められたルートに従って生きていた。
しかし、複数の部門で経験を積んでいくうち、徐々に嫌気を感じ始めたルイ。
いくら自分の知識を社会改善のために活用しようとしても、無情な資本主義社会は彼の希望を次々と却下。
この時期から、『愛への渇望』が彼自身の中で膨らみ、耐えきれなくなってきた…!
初めて収穫を経験し、今までとは真逆な生活、生き方に出会い、衝撃が走った!
下記ルイ談
『ビュジェ(サヴォワ)に妻の知り合いが住んでいることから、初めて収穫を経験し、今までとは真逆な生活、生き方に出会い、即魅力的に思いました。
ボジョレーやマコンでの偉大な醸造元に出会い、自然とビオディナミ、ワインのパッションを教わりました。
ぶどう栽培とワイン醸造についてだけではなく、繊細さに耳を傾ける力、助け合いの大切さも伝授してくれました。
精神的に余裕を持ち始めた私は、ビュジェの素晴らしさを徐々に感じ始め、この土地でワインを造りたくなったのです。
私は心からワイン造りを愛し、妻を愛し、そしてワインを愛し、ビュジェを愛しています。
忘れかけられているこの土地で、私は色々とチャレンジしてみたいのです。
私は今まさに無条件の愛から、そして無条件の愛のために生きているのです。』
最注目地域、ビュジェで最先端のワインを生み出し始めた風雲児?台風の目?
2014年に始めて収穫の経験をしてからは早かった!
早々に仕事をやめ、ドメーヌ・ミッシェル・ギニエ、ドメーヌ・ヴァレット、ジュリー・バラニーなどの偉大な生産者の元で経験を積み、ビオ栽培、ビオディナミ栽培、自然栽培を学び素晴らしさを確信した!
前述の通り、自身のワインを造りたくなったルイは、2016年4月、ビュジェ地域に20アールの小さなぶどう畑を購入し、ワイン造りを開始。
その後徐々に畑を購入し、今では 2ha!
ガメイ品種がほとんどだが、シャルドネ品種も少々(35アール)。
畑は刈りで耕し、植物や花が晴れ晴れと開花することを重要視。
畑に散布するのは、ビオディナミ調合、様々な植物の煎じ薬、黒せっけん、又はエッセンシャルオイルのみ。
AOC Cerdonのアペラシオンは、ガメイとプルサールを醸造した、甘めのアンセストラルで有名。
しかしルイは、このテロワールで発泡酒ではないワインを造りたい!
この地質は確実にすごいワインが出来るはずだ!と信じ、ラファエル・バルトゥッチに教えを乞いつつ、ビオディナミ栽培を実行。
今現在この地域で、スパークリングはなしで、白ワイン、赤ワインのみ生産しているのは彼だけ!
間違いなくサヴォワの革命児!
(インポーター様資料より)