醸造方法
ビオディナミのセミヨンとソーヴィニョン・ブランは5日間果皮に浸しながら野生酵母による醗酵(全体の25%は全房のまま圧搾しない)。
パンチョンの古樽で約10カ月熟成、 酸化防止剤無添加。
ワイン情報
短いスキンコンタクトにより「色は付けず皮の風味を移した」ワイン、白~オレンジの間といったところ。
通常よりも濃い黄金色に華やかなアロマに湿り気のある石を想わせるミネラル感に加えてハチミツがバックに。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
メルボルンから西へ300kmほど、オーストラリアでも最も冷涼なワイン産地の一つであり、ブルゴーニュとの類似性を指摘されているヴィクトリア州 Henty / ヘンティ。
Hochkirch / ホッフキルシュのヴィンヤードはそのヘンティにおいて特に冷涼な地区・ハミルトンに位置しており、バイオダイナミック農法によって栽培されています。
トータルの年産はわずかに3,000ケース。
放射線技師だったジョンが1990年、1.2haに初めて植樹したことがワイナリーの始まりですが、ワインのクオリティーを上げるため、その後は栽培や醸造に改良を重ねました。
1995年~1997年にかけては植樹のレイアウトを見直し、同時にhaあたり6000本程度の密植に。
そして1997年からBiodynamicに移行を始め2005年にDemeterの認証を取得。
2007年には妹夫妻がやっていた近隣のTarrington Vineyardの畑を受け継ぎ、別ラベルで展開。
除草剤や農薬の使用はもとより、灌漑さえも一切行っておりません。
自根のまま一から始められたヴィンヤードは樹齢30年を超えるものもあり、今後のさらなる品質アップが期待できます。
また醸造でもできるだけ手を加えないよう、野生酵母で醗酵し清澄も濾過もしておりません。
(インポーター様資料より)