Farmer’s MUSCAT BAILEY A 武藤観光農園 2020

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醸造方法

仕込みは、ゆっくり時間をかけて手作業で。
新鮮なぶどうは手で梗を外して優しく潰し、一部は全房のままその上にのせてMC気味に発酵を進めました。
アルコールの生成が進んできたら途中で全体を崩し、皮の成分をじっくりと抽出。
発酵後、プレスののちに5年物の古樽で4か月熟成しました。

ワイン情報

茨城県常陸太田のぶどう名人、武藤さんのマスカットベイリーAは、キャンディ香が控えめで、甘草のようなどこかオリエンタルな香りがあるのが特徴。
例年はステンレスタンクの短めの熟成期間で、フレッシュ&フルーティーなワインに仕上げてきました。
しかし2020年は、収穫も6年目、木も成熟してしっかりと熟した実が取れるようになったことから、木樽に入れて少し時間をかけて造ることにしました。

武藤さんらしい、なんとも可愛らしいいちごジャムやスミレの香り。樽特有の香りは控え目。
瑞々しいアタックはそのままに、ミドルはこれまでよりやや複雑でほんのり色気をまとった印象です。
ローストした根菜や春野菜、鶏もものソテーや生姜焼き、煮魚などの和食にもおすすめです。

年々進化を遂げる武藤さんのぶどう。
試行錯誤を続けながら、いちばん美味しい形を探っていきたいと思っています。
軽やかな味わいを、リラックスして味わっていただけたら嬉しいです。

茨城県武藤観光農園のマスカットベイリーA100%
アルコール度数10%
酸化防止剤(亜硫酸塩)含有
生産本数600本

※フジマル醸造所のワインはすべて、酸化防止剤の添加を最小限にとどめています。温度変化にさらされますと品質劣化の恐れがございます、低温での管理(16度以下)をお願いいたします。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

2010年、ワインショップFUJIMARUやカーヴ・デ・パピーユなどワインショップを経営する株式会社パピーユが、ボランティア数名とともにカタシモワイン&フード(通称カタシモワイナリー)より、柏原市大県(おがた)にある『堂の内畑』(マスカットベリーA)を借り受け、カタシモワイナリー内にて委託醸造を開始、『ドメーヌ・デ・パピーユ』ブランドのスタート。

2011年、耕作放棄地であった『岩崎谷畑』を大阪府の外郭団体みどり公社の斡旋で地主さんより借り受ける。
再開墾し垣根仕立てのぶどう畑(メルローなど)を造成。

2012年、高井田にてデラウェアとベリーAの畑を新たに賃借。
また、羽曳野市の飛鳥ワインにて太子町のデラウェアを委託醸造。

2013年、大阪市中心部、島の内にて醸造所を設立。
自社畑産ブドウのほか大阪や日本各地から買いブドウを仕入れて醸造しています。
日本でも類を見ない都市型ワイナリー『島の内フジマル醸造所』です。
2013年以降はすべて島之内フジマル醸造所にて醸造。
そして2015年8月には東京・清澄白河にフジマル醸造所をオープン。
こちらではおもに東日本のブドウ栽培農家さんから原料葡萄をわけてもらって醸造しています。

ぶどう造り:
約2haの自社管理畑のブドウから造ったワインは「キュベパピーユ・シリーズ」としてリリースしています。
その他に日本各地から質の良いブドウを仕入れ醸造を行っています。
自社管理畑ではボルドー液以外は年に2~3回ほどの防除のみと減農薬を心がけ、農作業はすべて手作業で注意深く行いました。
収穫されたブドウは選果、粒よりし健全な粒のみを使用。ワインをお飲みになるお客様の顔を想像しながら、スタッフとボランティアの方々とで力をあわせワインを造りました。
本当にたくさんの人に手伝っていただいたおかげで私たちのワインは出来上がっています。

(ワイナリー様資料より)

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