L’abrunet Tinto / ラブルネット・ティント 2019

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醸造方法

9月15日収穫/空気圧式圧搾
15hlのセメントタンクで6日間発酵
(8日間マロラクティック発酵)
そのまま5ヶ月間熟成
無濾過・無清澄/瓶詰め:2020年3月9日
SO2は瓶詰め時:15mg/L トータル:7mg/L未満

ワイン情報

小さな村Corbera dʼEbre、タラゴナの農学部を卒業し家業のブドウ栽培を手伝いつつメンダールのラウレアーノなどに師事し醸造スキルを身につけたフランセスクが、粘土石灰で育つ2品種をプレスしセメントタンクで発酵・熟成しました。
クリアなルージュに熟したリンゴやプルーンのアロマ、滑らかな口あたりに心地の良いタンニンと冷涼感が感じられる纏まりのある仕上がりです。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

スペインDO Terr Altaテッラ・アルタは独立問題で世界に話題を呼んだカタルーニャ地方にあり、地方のカラーが強く、独立心・民族意識も強いです。
バロセロナもありスペインでも裕福な地方であり、リオハと並んで有名なプリオラートがありますが、このテッラ・アルタというDOをご存知の人はそんなに多くはありません。

スペインナチュラルワインの第一人者、メンダールは実はこのCeller Frisachの直ぐ近くですが、テーブルワインなのでどうしても「Terra Alta」のDO名はあまり知られておりません。
ですが、実は物凄い可能性のある地域です。
基本的に地中海性気候ですが、山が多く標高の高い所に畑が多いので、高山気候の一面もあります。
年間雨量400㎜と無農薬にはうってつけの病気になりにくい気候です。

このワイナリーはCorbera d’Ebreという小さな村にあります。
1936 ~ 1939年のスペイン内戦で激しく空爆された事が有名で、その状況を忘れない様その跡地が観光化されており密かな観光地なのです。屋根が破壊された教会で沢山の催し物が開催されております。

1987年9月5日生まれのFrancesc Frisach(フランセスク・フリサック)は2008年からワインを造り始めました。
彼の家は200 ~ 300年程前から元々は代々この地で比較的大きく農業を営んでおりました。
ブドウだけでなく他の果物を無農薬で作り、50haという広い土地に20haのブドウ畑がありブドウはお父様の代は協同組合に売っておりました。
果実の方は2003年前にbioの認証を受けております。
Francescがタラゴナの農学部を卒業し、家業を手伝い始めた頃、折角ならブドウを売らずにワインを造ろう!と決意。
そして色んなワインを飲み、美味しいワインはナチュラルワインだと感じ、独自で学びながら醸造学部にはいかずに独学で勉強しました。
その中の師匠の1人にあのメンダールのLaureano(ラウレアーノ)も含まれております。
面白いのは下のクラスのカジュアルワインはポンプを使用しますが、上のクラスはポンプを使用しないで自然の重力だけで醸造します。
プレス機も出来るだけ使用しません。基本的に上のクラスのワインはSO2を添加しません。
どのワインを試飲しても生き生きとしており、まだこんな素晴らしいワインが日本に未輸入だったのには、吃驚!!
実は彼のワインのほとんどがアメリカで大人気、ほとんどアメリカに輸出され、ただでさえ足りないから日本まで回ってこなかったのです。
が、ご縁がありまして、お陰様で日本へ入荷することとなりました。
スーパー一押しのスペインワインです。とても感性の良い発想の素晴らしい若者です。
今スペインではこう言う生産者がどんどん増えてきておりますが、Francescはその中でも断トツです。
これからどんなワインを造ってくれるのか本当に楽しみな生産者です。
彼には絶対に日本に来て頂きます。
沢山の人にFrancescと会って頂きたい、今、スペインでは若い世代のナチュラルワインが要注意ですが、日本で近い将来そういう生産者のサロンを行いますね。(2018年5月16日 第1回目訪問)

(インポーター様資料より)

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