ナチュラルワインに興味を持ち始めたら、次は実際に飲んでみたくなりますよね。そんな時、どうやって選んだら良いのでしょうか?
ナチュラルワインには明確な定義がありません。また、規模の小さいナチュラルワイン生産者も多く、種類も豊富なので闇雲に探すのも骨が折れてしまいます。
そんな中でまずおすすめしたい方法は、認定機関のマークを確認することです。ワインボトルに表示されている認定機関マークを確認することで、自然農法でつくられたビオワインやオーガニックワインを探し出すことができます。
ナチュラルワイン自体に認定証は必要ありませんが、ビオワインやオーガニックワインを選択することで、一定の品質をクリアしたナチュラルワインを手に入れることが可能です。
主な認定機関
世界各国の主な認定機関には以下があります。
ユーロリーフ(Euro leaf)
EU産有機農産物マークはEUで最も有名な認証機関で、EU規定の有機農業規則に沿って生産された農産物であることの証明です。EUと自然の融合をイメージしたロゴマークは、葉の形、緑色、12個の星から構成されています。
参考サイト:European Commission
エコサート/エコセール(ECOCERT)
フランスのトゥールーズを本部とした国際有機認定機関です。世界各地に26の拠点があり、158ヶ国で農産物以外にも、加工食品や畜産物、化粧品など様々な有機認証を行っています。認証件数は世界トップクラスです。
参考サイト:エコサート・ジャパン [ECOCERT JAPAN]
アグリカルチャービオロジック(Agriculture Biologique)
フランス政府(農業省)による有機栽培の認証です。通称「AB認証(マーク)」と呼ばれています。農薬や化学肥料の基準が特に厳しく、1年毎の抜き打ち検査も行われるなど、厳密な規定をクリアしたものだけが認定を受けることができます。
参考サイト:Agence Bio
デメター/デメテール(Demeter)
ドイツのオーガニック製品を認定する団体で、世界で最も基準が厳しい認定機関の一つともいわれています。ビオディナミ農法に由来することを保証しており、認定された農産物は高品質で、強力なブランドとなっています。
参考サイト:Demeter – Biodynamic Federation Demeter International
有機JAS
日本農林水産省のオーガニック認定マークで、JASに適合した生産が行われている事業者を認定をしています。太陽と雲と植物をイメージしたロゴマークです。農薬や化学肥料などの化学物質に頼らず、自然の力で生産された食品、農産物、加工食品などに付けられています。
参考サイト:農林水産省/有機食品の検査認証制度
認証マークがないナチュラルワインを購入したい場合
ワインボトルに上記マークが入っているものを選べば、安心してナチュラルワインを購入することができます。しかし、ナチュラルワインは規模の小さな生産者が多いため、認証を受ける費用の余裕がない場合もあります。認証マークがついていないナチュラルワインを手に入れたい場合は、直接詳しいバイヤーやソムリエに聞くのも一つの手ですが、周りに詳しい人がいるケースは多くないと思います。
そんな時に役立つのが、ナチュラルワイン専門オンラインショップです。専門店ならそれぞれナチュラルワインの商品詳細を知ることができるので、じっくり好きなだけ検討することもできます。様々な種類のナチュラルワインを取り扱う専門店で、安心して気に入ったワインを選んでみましょう。
SWAILIFE WINE SHOPは自然派ワイン(ナチュラルワイン・ビオワイン)の専門店です。はじめての方でも飲みやすいナチュラルワインも揃えていますので、ぜひこちらも覗いてみてくださいね。